DellのサーバーPowerEdgeについて

平成の締めくくりにDellのサーバの備忘録です。

 

世代と機種の一覧です。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Dell_PowerEdge_Servers


平成の最後のプレミアムフライデーでは最新が14世代ですね。

 

監視チップ:iDRAC

サーバのハードウェアを監視します。業界標準のBMCにDell仕様を加えたものです。
WebUIとCLI(RACADM)を使用して操作できます。もちろんIPMIも使えます。

BMCとは。。

www.dell.com

あと世の中がBIOSからUEFIになったところで、"i"(アイ)が付くようになり、監視だけでなくUEFI経由でのHW操作も行えるようになりました。

 

UEFI機能:LifeCycle Controller

DRACからiDRACになったタイミングでついた機能です。UEFIの付加機能としてDell仕様を加えたものです。OSインストールする時に、RAIDを組んだり、作成したVDへOSインストールする時に使用するドライバを事前に組み込むことができます。

iDRACから、FWのアップデートをするときは実はLCが内部的に処理しています。

一応、11世代からその前身の Unified Server Configurator(USC) が搭載されたのですが、12世代で今のLifeCycleControllerに落ち着いたみたいです。

 

RAIDコントローラ:PERC

PowerEdge RAID Controllerの略です。以前はPERC4とかという呼び名だったのですが、11Gから"H"+"3桁数字"の呼び名を持つことになりました。

例えば、11GだとH700とかだったのですが、サーバの名前はR710なので、なんか変?ってことになったのかはわかりませんが、13Gからは、H730はR730みたいに十の桁もそろうようになりました。

詳細はこちらをご覧ください。

https://www.dell.com/learn/us/en/04/campaigns/dell-raid-controllers?c=us&l=en&s=bsd&cs=04&redirect=1

 

以下、世代とそれぞれの機能のバージョンを表にまとめました。

世代(Gen)

名前

iDRAC

UEFI

PERC

8

x800 ..5UTower

1850 ..1URack

2850 ..2URack

Drac4

 

4

9

x900 ..5UTower

1950 ..1URack

2950 ..2URack

Drac5
IPMI2.0

 

5

10

Tx00 ..Tower

Rx00 ..Rack

Drac5
IPMI2.0

 

6

11

T/Rx10

6

USC

 7 /Hx00

12

T/Rx20

7

LC

 8/ Hx10

13

T/Rx30

8

LC

 9 /Hx30

14

T/Rx40

9

LC

10/Hx30

 

これで、令和を迎えられそうです。