プロンプトの表示形式の環境変数「PS1」をひたすら変えてみた。
プロンプトの表示を変更できる環境変数PS1ですが、いろいろと変更できるようなので、一通り打って表示してみました。
まずは、最後にもとに戻せるように今の値を控えておきました。
[root@host1 ~]# echo $PS1
[\u@\h \W]\$
[root@host1 ~]#
\u :ログインユーザ名 -->root
\h:ホスト名。最初の.(ドット)まで -->host1
\W:カレントディレクトリ(ワーキングディレクトリ) -->~(ユーザホームDir)
が入ってますね。
書式の一覧はこちらを参考にしました。
また、書式はたくさんあるので忘れてしまったときは、bashのmanで確認することもできます。
[root@host1 ~]# man bash
manの中でpromptingで検索して、"n"(次検索)を何回か押してるとと出てきます。
/prompting
基本的には、PS1="書式"と打てばプロンプトに反映されます。
試しに$のプロンプトに変えるには、
[root@host1 ~]# PS1="$ "
$
となります。
以下、他の書式に変えてみた結果です。
$ PS1="\d " ...日付に変更(「曜 日 月 日」の形式)
Tue Nov 14
Tue Nov 14 PS1="\a " ...ベル文字 - Wikipediaを表示する?
...何にも表示されてません。ビープ音鳴らしてくれるみたいです。
PS1="\e " ...エスケープ文字 - Wikipediaを表示する
...何にも表示されてません。特殊文字をプロンプトに出したいときに前につけるのではと。
PS1="\h " ...ホスト名。最初の.(ドット)まで
host1
host1 PS1="\H " ...ホスト名。全部
host1.example.com
host1.example.com PS1="\n " ...改行
...↑改行されて、この行から文字が打てます。
PS1="\r " ...復帰?なんのことかはわかりませんでした。
PS1="\s " ...シェル名を表示
-bash
-bash PS1="\t " ...時刻表示「HH:MM:SS」。24H
21:20:37
21:20:37 PS1="\T " ...時刻表示「HH:MM:SS」。12H
09:20:44
21:20:44 PS1="\@ " ...時刻表示1「am/pm」。12H
09:21 AM
09:21 AM PS1="\u " ...ログインユーザ
root
root PS1="\v " ...bashのバージョン
4.2
4.2 PS1="\V " ... bashのリリース
4.2.46
4.2.46 PS1="\w " ...カレントディレクトリ。絶対バスで表示
~ ...ホーム配下のフォルダーへ移動
~ cd Videos/
~/Videos ...ホームDirからの絶対パスで表示されました。
~/Videos cd /etc .../etcに移動してみると。
/etc ...絶低パスで表示
/etc PS1="\W " ...カレントディレクトリ。絶対パスなし。
etc .../(スラッシュ)が表示されなくなりました。
etc cd ...ホームDirへと。
~
~ PS1="\! " ...このコマンドの履歴番号
493
493 ...改行だけだとカウントアップしません。
493 PS1="\# " ...コマンド番号(現在セッション中の実行回数)
85
85 PS1="\111 " ...8進数nnnに対応する文字
I ...適当に111を入れたらI(インドのアイ)になりました。
I PS1="\\ " ...バックスラッシュを表示(手前の\はエスケープ文字ですね。)
\
\ PS1="[ " ...括弧
[ PS1="] " ...括弧閉じ
]
] PS1="[\u@\h \W]\$" ...もとに戻して終わりです。
[root@host1 ~]$
以上でした。。。